「衝撃を受けた」「状況伝えねば」県警ヘリ操縦士が語る 発生当時上空から大分市佐賀関大規模火災を調査 

2025年12月18日 19:30更新

大分県大分市佐賀関で11月に起きた大規模火災では、発生した夜、現場の状況を伝えるため、大分県警のヘリコプターが佐賀関に向かいました。

 

 

12月18日、操縦士が取材に応じ、当時の状況を語りました。

 

 

 

◆県警航空隊 宮副一成副隊長

 

「これは被災地区の状況を拡大して映している。かなり燃え盛っている状況が確認できる」

 

 

県警航空隊の宮副一成副隊長です。

 

 

火災当日、佐賀関に向かった県警のヘリコプターを操縦していました。

 

 

こちらがヘリコプターから撮影された映像です。

 

 

宮副副隊長は火の海となった町を目の当たりにして衝撃を受けたといいます。

 

 

◆県警航空隊 宮副一成副隊長

 

「現場に着いて、かなり住宅地全体が燃えていることに最初は驚いた。それから燃えてる箇所が1ヶ所ではなく、複数ヶ所燃えていることに対しても飛び火の状況とかも勘案してびっくりした」

 

 

夜間で強い風が吹いていた中でのフライト。

 

 

宮副副隊長は「正しく状況を伝えなければ」という使命感で集中して操縦したと振り返ります。

 

 

 

 

 

◆県警航空隊 宮副一成副隊長

 

「地上では確認できない俯瞰的に見られる上空から確認すること。状況把握にとっては一番大切なことだと思っている。(地上の)警察官、県の方々が確認できるようなことを考えながら操縦していた」

 

 

県警のヘリコプターの映像は、リアルタイムに県、大分市などにも送られ、地上での消火活動や住民の避難に役立てられたということです。

 

 

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